015: 絶対に勝てる人・絶対に負ける人

これはですね、ビジネス、仕事ですね。
仕事においての人の見分け方。

「この人はこの人には勝てない」
それから、
「この会社はあそこの会社には勝てない」
それから
「この国はあそこの国には勝てない」

っていうのが1回で見分けられる方法があります。
それをお教えします。

まず、ビジネスと、戦とは全然違うものなんです。
何故ですか?って言うと、
戦っていうのは相手の弱みにつけ込んで
そこを攻めていけばいいっていう、
弱いところを見つけるというのが殺しっこなんです。
でも、戦争以外は体外は
共存共栄か活かしっこなんです。

その時に、例えば相手の会社を見る。
で、自分のライバル会社を見て、せっかく見てきて、
「あそこはあそことあそことあそこが
劣ってますよ」っていう
相手の悪いところを話している社長がいたら、
その人は絶対相手に勝てません。
なぜかって言うと、
あそことあそこが悪いっていうことは、
自分がそれが得意だから
そのことを見てるんですよね?
だからあそこはうちのほうが
勝ってるって言いたいんですよ。
ところが、勝ってる部分がそんだけあるのに、
あなたの会社は…
そこに勝てないんだよね?って。

っていうことはどういうことですか?っていうと。
あなたより、良いところがあるから伸びてるの。
それを、良いところを探してくるんじゃなくて、
悪いところを探す人がいるんです。
相手の欠点を見つければスッとします。
気はおさまります。
だけど、実際には勝てません。

だから、あのー、こんなことは言いづらいんだけど。
日本って、経済的に当分アメリカに勝てません。

なんでかっていうと、
テレビ見ようが何しようが、
日本の評論家の方でもなんでも
アメリカの欠点、
アメリカは民主主義で
ここが悪いあそこが悪いって
悪いことをずっと言ってるけど、
そんだけ悪いとこがあるアメリカに
今日本は負けてるんです。
てことは、悪い部分を探すより、
良いところがあるから買ってるんです。
その良いところを真似しない限り、
アメリカを抜くことはできないんです。

だから、スッとしたいために言ってるんだったら、
寄り集まって愚痴言ってればいいです。
あ、この人はもう本気で勝つ気は無いんだ。
負け犬の遠吠えでずっと言ってたいんだ。
「あの人はこうなのよ」
「あそこの社長はこういう癖があって
こういうとこが良くないああいうとこが良くない」
って…。
で、そんだけ良くないところに
あんた負けてんだよね?って。
てことは、あそこには、
それを補うほどの良いことが必ずあるんだって。

で、本気でそのいいことを学ぼうとした時、
相手の悪いところはどうでもいいの。
だって相手の悪いところはこっちは勝ってるんだよ。
で、勝ってるところじゃないんだよ。
あなたの負けてるところはどこですか?って、
真剣になってジーっと相手を見つめなおした時、
相手に対する敬意が出てくる。
素晴らしいなぁ!って、こんな事やってんだ!
ってとこが見えてくる。

だから、相手の会社の
あそこの会社はこういうとこが良くないんだ。
うちの方がここが勝ってんだ。って、
それは、ビジネスの世界、
仕事の世界において
そういうのを負け犬の遠吠えって言って、
それもう負けなんです。

だから、相手のところの
「あそこの社長すごいんだよ!
こことこことこがすごいんだ!」
って、相手のことを褒め出したら
降参したんじゃないの。
降参っていうのは、
相手の悪いところを探しだして、
「あそこよりうちはここが勝ってる!
あそこが勝ってる!」って言ったのが
ビジネスの世界においての降参なの。
「あ、この人もう心が降参してる。」って
だっていいところ学んで、
乗り越えようとしてないんだもん。
「こことこことここが良いんだよ!あそこは」
「これを俺たちは真似しなきゃいけないんだよ」
って。これならずっと聞いてて、
「あ、この人やがて勝てる」
ね?

それから「相手はあそことあそこでうちはここのがすごいんだ!」って
強みを言ってるみたいだけど、そうじゃないの。
これ負け犬の遠吠えなの。
だから、それを聞いた時、もうこの人は勝てないよ。
そういう見方をすると、世の中よく見えてくるの。

戦争は違うよ?戦争はもうやってないからね。
ビジネスと戦争は似てますっていうけど、
似てるけど大いに違うの。
ね。
弱点を探してそこを攻めたって、
ボクシングとかそういうのならいいかも分かんないよ?
でも殴りっこじゃないよ。
ビジネスってもっと上の段階。
殺しっこじゃないよ。
もっと上の段階なんだよ。
魂がもっと上の段階なんだよ。
アラ探すより、良いとこ探して、
「ここを見習おう!」
って言った人間しか伸びないんだよ。

だからビジネスとは、
殺しっこより魂の次元の高いものだよって。
それにふさわしい人間かどうかを、
ずっと見極めた時、
ここの会社はもう勝てない。
この国はもう悪いけど当分はあそこに勝てないよ。
人の国のアラへつらったってしょうが無い。
そこの国で直すことなの。
それで、あんだけアラがあっても
我々より上だってことは、
よほど良いものがあるんだ。
我々は学ばなきゃいけないんだ。って。
その良い物はなんだろう?って言った時、
もう悪いことなんか目が行かないの。

人間の頭ってね、
2つのこといっぺんに考えられないの。
アラ探してる時は必ず良いところ見てないよ。
で、良いところ一生懸命見てる時は
アラなんか目が行かないの。
行かないって言うより、
2つのことは考えられないの。ね?

だから自分が負け犬の遠吠えを言ってるかどうか。
会社でもそう。
ライバルやなんか居た時に、
「アイツはこことここがダメなんです」って
その人の悪口言い出したら、
あ、この人はもう降参したんだと思ってください。
ね?

それより、相手のいいところ。
「アイツはこういう良いところがあって
俺も見習わなきゃいけないんだ」
って言ったら、もうその人はやがてコイツの勝ちだって。

悪口言ったほうが負け。
そういう風に思っててジーっと見てると、
世の中いろんな事見えてきて、
誤ることがない。見間違うことがないよ。

って言うことです。

これも100回聞いてください。
よろしくお願いしまーす。
1ヶ月以内ですよー。はい。