014: 天の声を聞く・世間の声を聞く

天の声を聞くっていう話です。
決して難しい話でもなんでもないんですけど、
人間には3通りの人間がいるんだよ
っていうことを分かってもらいたいんです。

1つはですね、自分だけのことを考えてる。
自分だけの事を考えてる。
要するに自分からしか
物を見れない人って居ますよね?
で、そういう人って意外と好かれないんですけど。

もう1つ、相手の立場になって
モノを考える人がいるの。
そうすると、こっちの都合はこうだけど
相手はこうだよね?って。
仕事でもそう。
自分の都合ばっかし言ってるんじゃなくて、
お客さんの気持ちも考える人っているじゃない?

その他に、もう1つ。
天に神様がいるとして、ですよ。
別に信じなくてもいいんですよ?
だけど、もし天に神様がいて、
自分を成長させてくれようとしてるんだ
そうしたとき、
怒ったことすべてを有り難いと思えるような
捉え方が必ず出来る。

だから、こんなことが起きちゃった。
その時、神様がこういう問題を起こしてくれたとしたら、
自分はそれに対してなんて答えたらいいんだろう?って。

これは本当に私事なんだけど、
この前、斎藤一人の○○っていう本が出てて、
今までは自分が書いた本だったり
お弟子さんが書いた本だから、
一番私が気にするのは何かって言うと、
「斎藤一人の」って書いてあると
私のファンが買っちゃうんです。
その時に、買った人に損をさせたらいけない、
あんまりひどい本は出せないんだ
っていうことなんだけど…
最近は、全くそういう事を知らない人が
自分の名前をつけて本屋から出てきた時に、
本当にビックリするんだよね。
でも、その時に、天の神様がいるとしたら、
俺にどんな答えを求めてるんだろう?
そうやって考えた時、出るべくして出たんだって。

怒ることもできる。
裁判に訴えることも出来る。
だけど、色んな答えを出した時、
そんなことを神様は望んでるんだろうか?
それより、
「いい本書いてくれてありがとう、頑張んなよ。」
って言ったほうが、
天の神様は喜ぶんじゃないだろうか?

もちろん、天の神様役も自分でやるんだよね?
で、魂が成長させてくれて、
成長した答えを出すのには、
自分が天の神様をやって、で、
天の神様に対して自分が答えるんだよ?
ね?

で、ただそれを繰り返してるだけのことなんだけど
自分の立場、相手の立場、
それ以外に天がずーっとこう
上から見てる答えみたいなのが
わかってくると色んな違いが出てくるんだよね。

これを言うことによって
話が余計わかんなくなっちゃうか
分かんないんだけど、
西郷隆盛が島流しになってて、
辛かったんだけど、その時、
一所懸命、その人、勉強したの。
韓非子やなんか勉強して、
もっとすごい人間になって出てきたんだけど、
結局のところ、もしあの時に、
ほんとに安政の大獄っていうのもあったし、
蛤御門の変っていうのもあったし、
幕府がすごく強くなってた時代だから、
もしあの時、島流しになってなかったら、
間違いなく殺されてた。そうすると、
自分がほんとはすごくなんていうの、
島流しなんかにあっちゃってなんて言ってたけど、
そのときが、一番守られていたかもわからない。

人間って、そこで「俺はもうダメなんだ」って腐っちゃう人と
そこで一生懸命勉強する人との違いがあってね。
だから、天がいくら味方してくれてても、
腐っちゃったものは料理しようがないからね?
自分が自分を腐らせちゃダメだよ?

お陰様で俺も仕事が上手くいって、
なんでこんなに上手くいってんですか?って言ったら
自分のことしか考えない商人と、
お客さんのこと考える商人だったら、
お客さんのこと考える商人の方が伸びるよね?って。
だけどもう1つ、2方向から見るよりも、
天の上から見て、
今世の中は何をしようとしてるだろう?
神様がいるとしたら何を求めてるんだろう?
っていうことを考えると、
3箇所から見るとものすごく答えが解りやすいし、
そういう起きてきたこと…
人間関係でトラブルがあった時なんかにも、
今目の前にいる人が、
自分とそいつだと思うと腹立つけど、
「この人達は天にやらされてるんだ」
「この人達は自分の魂を向上させるために
こういうことしてくれてるんだ」
って考えるとしたら、
自分の答えはなんていうべきなんだろう?

必ずしも全部がこれで解決するとは思ってないんだよ?
ただ、もう1方向…
相手の立場になって考えてみな、って言うけど、
相手の立場になって考えてもわからなことってあるの。
その時に、天に神様が居て、
自分の魂を向上させてくれようとしてるとしたら、
何を求めてるんだろう?
何を答えればいいんだろう?
っていうことを考えると、
意外と上手く行っちゃうことがあるの。

で、本当にこの話…
なんだかよく分かんない話かも分かんないけど、
100回聞いてくれると、
一人さんの言わんとすることが何か見えてくるはずなの。
で、一人さんはそうやってやってるの。
常にこうやって「神様がいたら」って。
まあ神様役も自分でやるんだよ?
それで、それに対して答える。
で、3方向から見るとすごく解りやすいよっていう
1つの方法で覚えておいてください。

是非100回聞いて、
時々上から起きた問題を見るっていうことをやると
すごく解決が早いですよーっていうことです。
以上です。

(>>>08:25~)

はい、おはようございます。

今から少し不意義な話をします。
「人間は面白いんだ」っていう話をします。

人間っていうのを観察する。
まぁ、よく言うんだけど、
この前…この前ってだいぶ前になんだけど、
香港行ったりシンガポール行った時に
街中にずっと座ってる人がいて、
1日座ってる人ってインドにも居るらしいんだけど。
そういう人ってなにしてるかって言うと、
ずーっとだいたい、人間を見てるの。
「人間っていうのは本当に面白いから、
人間を見てると面白いんだ。」
っていう話をして。

で、人間を見てるとなんで面白いんですか?
っていうことなんだけど、
例えばこの前、面白い話があって。
昔から言ってる床屋さんがあって、そこに行ったら
うちのお客さん女性なんだけど、砂町の方から…
あ、新小岩に住んでた人が
砂町に引っ越したらしいんだけどね。
砂町に引っ越して、
その床屋さんがツイてる神社の話をしたらしいんですよ。
そしたらその人が、
砂町のツイてる神社行ったのよ。って。
ああそうなんだ、って。
そしたら、女性客がいっぱい来てて
混んでて入れなかったの。って。
だから、帰ってきたんだって。

コレどういうことですか?てことは
ツイてる神社には行ってないんですよね?って。
要は、入り口のところまでしか行ってないんだよね?って。
それで帰ってきたんだよね?
で、これ、話聞くとなんだか意味分かんないでしょ?

ところが、ここが人の世の面白さなの。

例えば、「私行かなかったのよ」とも言えるんだよね。
でも「行ったのよ」とも言えるんだよね。
だって、お店の前まで行ったんだから
「行った」とも言えるけど
入らなかったんだから
「行ってない」とも言えるんだよね。
でもその人は、
「行ったのよ」っていう言葉を使ったの。
とすると、どっちでもいけるのに
「行ったのよ」という言葉を使った時っていうのは、
自然の中で、行ったと言ったほうが
得だから行ったと言ってるの。
ね?

そうすると「ああ、ツイてる神社って
多少認知されてきたんだ」って。
ツイてる神社ってほんとにこう、
最初はジョークで作った神社なんだけど、
最初のうちはあそこに入ると
生きて出られないとか色んなこと言う人がいて、
そういうとこは、極端に言うと、
1回か2回しか行ったことない人、
行ったことある人でも
「あー、無いよ。間違えて入ったけど、
あたし入ってないもん」
とかって言うかも分かんないんだよ?

人間て、学校時代に同級生とか居るじゃない?
同級生がもし出世しちゃって
「アイツ俺の友達なんだよ」
とかって言ったりするんだよね。
だけど、知り合いだったり
中学校時代友達だったにもかかわらず、
「え?知らないよ」
とかって言う人もいるんだよね。
これは、知らないって言ったほうが「得」だからなの。

だからもし総理大臣かなんかになっちゃえば、
一言とか二言しか口聞いたこと無くても
「友達だ」って言ってくれるかもわからない。
だけど、これが殺人犯かなんかだったとすると、
「友達だ」とは言わないよね?って。

同じぐらいの付き合いだったとしても、
「いや俺アイツとは付き合いねぇから」とか
「よく知らないんだよ」
とかいうことになるよね。

で、「ああ自分のコレも社会的認知を受けてきたなあ」
とかっていうのを
それが自然の声で聞こえる。
要するに、そういう噂話とかで判断して、
すべての現状を当てるという占いの方法があるの。

で、今それの話をしてるんだけど、
本当にそれ自体は面白いの。

「人ってこういう習性があるんだ」
「こういうことをするようになってるんだ」って。
そういうのを見てると、いろんな事がわかってくる。

例えば、織田信長っているじゃない?
で、秀吉がいて、家康がいる。
この織田信長と、秀吉と、
家康っていうのを見てると、
人間の性質だけ見てると
「ははーん面白いなあ」と思うんだけど、
もう1個、人間って人間同士で生きてるようだけど、
天の摂理みたいなのがあって
生きてるんじゃないか?って。

例えば織田信長みたく、
ものすごく危険な目に山ほどあってても死なない。
ホントに死なないんだよね。
こうやって見てると、
なんでこんなに滅茶苦茶な男に
天が味方するんだろう?
って思うんだけど、
戦国乱世が100年も続くと、
もうそろそろ今度は
平和な時代にしなきゃいけない。
そうすると今までの既得権持ってる、
グチャグチャ家みたいなの建っちゃってるのを、
ココを整理しようと思った時に、
ブルドーザー持ってきて地ならししてとかっていう
荒々しい土木工事みたいなのやんなきゃなんないって。
で、それをやってるうちは信長は生きてたの。
それが8割おわって、
今度は建築、
要するに、破壊から建築という形になったら、
信長が天の意向からちょっと外れちゃったから
味方かなんかに取り囲まれて殺されちゃったの。
あれが、もっと前だったら、
なんとかいち早く察知して、
闇夜の中を逃げてとかっつって
逃げ切っちゃったりするの。
過去にもっと危険な目に合ってるの。
だけど、あの時は逃げきれなかったの。
それで、信長はコロッと死んじゃったの。

そしたらその後に土木建築だとか
そういうことが大好きな人間が
日本という国を、
秀吉みたいなのがどんどんどんどん作ったの。
だけど、家って大工さんが立派な家を作っても
大工さんが住むんじゃないよね?
そこに入る人っているじゃない?
その人が長く住むんだよね?
それと同じように、秀吉が1代かかって作ったんだけど
子供の代になったらコロっと負けちゃって、
家康みたいなのが出てきた。

その時に、家康みたいなのの方が
長い戦があった後は
ああいう家康みたいな
商屋のオヤジみたいにのんびりしたタイプというか(笑)
秀吉みたいなのは土建屋のオヤジみたいな所があるから、
諸事賑やかでやってたり、
バーバーって稼いで派手に飲み食いして、
姉ちゃんにぽちっとやってっていうタイプなんだけど、
戦のあとはその次の家康みたいなタイプの方が、
地人としてはいいんだよね。

そうすると、変わった性質というのもあって、
人間というのは自分の力で生きてるようだけど、
大きい意味で行くとそうでもないこともあるの。
だから、人間をズーッと観察してると、
人間ってすごい面白いんだ。
こういうことするんだ、とか、
あーこういうところはこうなのかって分かると
揉め事も起きないし、商売もうまく行く。

あと、天の摂理っていうのがあって、
ホントは信長も、
残虐非道であそこまで来ちゃったけど
もう天下の8割くらい取った時は、
自分がファッと脱皮してね。
芋虫だって蝶に変わったり、
毛虫だって蝶に変わるんだから、
いい加減まで来た時に、
すごく優しくなって、そうすると、
「あ、あれは天下を統一するために
ここまでやってきたんだ」って。

だからあそこら辺まで来た時は、
もう人情をかけてあげて、
ホントは秀吉型になればよかったの。
で、天下を統一した後は、
ホントは家康型になればいいんだよ。

人間って本当は変われるんだよ。
で、この辺で自分が変わらないとダメだなあって。
16、17歳で暴走族やってたってそれはいいけど、
30歳になってやってたら
マズイだろっていうのはあるじゃない?
やっぱし適当に変わっていかなかったら
社会から落伍しちゃうのと同じようにね。
若い時は暴走族になれとかって
言ってるんじゃないんだよ?
これはもう、若い時は許されるけど、
ある程度年取ってきたら
そうも行かないだろうみたいな。

それと、脱皮していかなかったらいけないし、
大きく言って、信長だって秀吉だって、
脱皮していかないとダメなんだなあって。
自分もそろそろ人格的に
こういう風に脱皮していこう、
良くなっていこう。って。
だんだん良くなって、
ああいう風に実践出来るような人間になってかないと
苦しくなっちゃうんだなあって。
それが人間を観察してると分かるんだよ。

で、天を観察してると分かるんだよ。
そうすると、そういうことが分かってくると、
チラッと床屋さんで聞いた話、
チラッと何かした話の中から
いろんな事を分析できて、
で、これは実は占いというより、
分析学なんだよ。

自分の事も考えて、相手の事も考えて、
天は何をさせようとしてるんだろう?
ってジーっとこうやって考えてると、
いろんな事が分かる。
すると本当にこうやって考えてると面白くてね。

だからこのテープを100回聞いてくださいとは
私は言わないんです。
今、100回聞いてくださいシリーズ
ずっと録ってる合間に
こんな話するのはオカシイんだけど、
これは好きな人は100回聞いてください。
で、こういう話に全然興味のない人っていうのは、
興味が無いこと自体があなたの行くべき道じゃないから、
人っていろんな道行く人がいるからね。
全然いかなくなっていいですよ。
これはもう、超高度な話だからね。
別にそんなのは興味ありませんって人は
無くても生きていけるの。
だけど、一度こういうことに興味を持つと、
人とはかくも面白く、
人の面白さがわかると人生って面白いねーって。

人生が面白くない人は
人をよく観察してないんだよ。
だって人生って人の集まりなんだもん。
人の面白さがわかった時、
人生の面白さが分かる。

えー、たまにね。
人の面白さが分かるために、
「もし1品だけ酒のツマミをとるとしたら何をとる?」
と聞くとね、人って面白いの。
「マグロ」って言う人もいるし、
「ごぼう巻き」って人もいる。
「納豆オムレツ」って…
万人全部違うの。

で、人って違うんだっていうことを覚えてると面白いの。

「もしオカズ1個だけ取るとすると何がいい?」って、
「オカズ1個だけだよ」って10回くらい言ってるのに、
「私、アレとアレとアレと…」
とかって人の話聞いてない人とか(笑)
実に色んな人がいてね。
「1個だよ」っつってんのに
「それじゃあアレとアレにしようかな」
とかって、まだ2つ言ってる人とか…(笑)

ほんとにね、人ってね、面白いの。
ハハーっって。(笑)

で、そういうことで、人のことをよーく観察する。
そうするとね、面白いんだよって。

で、意外と人っていうのはね、
たとえばベートーヴェンに興味持つ人とか
織田信長に興味もつ人とか色々いるけれど、
あまり図抜けて
偉い人のことをなんぼ研究しようがね、
森鴎外研究しようが、
あまりに森鴎外になった人とか、
森鴎外より偉くなった人とか…
そういうのもいないの。

それより、自分のまわりの人に興味もってごらん?
で、まわりの人を研究してみると、
ものすごく面白いの。
で、変えようとするんじゃないんだよ?
興味を持ってズーッと研究する。
「あーそうなのか、そうなのか」
っていうことが分かってくるの。ね?

そんなことが分かってきた時、
本当にいろんな声が聞けるの。
コレが「世間の声を聞く」。
これの1回前に、
天の声を聞くってテープを入れたのね。
で、これは天の声を聞くんじゃなくて、「世間の声」
地上の声だな。
そのうち気が向いたら、
「大地の声を聞く」っていうのも入れようと思うんだけど。

今日は、「世間の声を聞く」っていう話でーす。
どうもありがとうございます。
気が向いたら100回聞いてください。