009: 一人で二人分働く

仕事の話、人生の話、
全部にこれ実践版でやってみたいと思います。
100回聞いて下さい、という話です。
簡単な話ですけど、
簡単は話を100回聞くってところに
よさがありますからね。

よく人は、夢が必要ですよ、
っていうの聞いたことあると思うんだけど、
なぜ人は夢が必要なんでしょうか。

本当にしあわせな人は、
実は夢はないんです。
夢が欲しくて夢を語ってる人って、
だいたい不幸な人が多い。
夢って本当は今から逃れたいんだ、
かもわからない。

彼氏がほしい、車がほしい、
ハンドバッグがほしいって言うけど、
手に入るとうれしいけどしばらくすると飽きる。
外見的なことは飽きるんです。
ところが人は向上することには飽きない。

遊びでもなんでも、
例えばスキーとか自由奔放に毎日、
だいたい100日くらいやると飽きる。
仕事は飽きないんです。

仕事をひたすら一生懸命やっていると、
仕事の性質上おもしろくなるようになってる。
仕事が面白くないって人がいたら、
それは一生懸命やってないんです。

仕事が面白いって急に言われても、
なんだかよくわからないと思うんで、
おもしろくなるコツおしえてあげるからね……

一番わかり易い例で、
たとえばラーメン屋さんだとする。
で、一番この店ダメだっていうのが、
一人で出来そうなのに二人いる。
二人で出来るのに四人いる。
「一人で出来るのになぜ二人いるんですか?」って聞くと
「混んだ時に困るから」と言って、
人を一人雇うの。
ところが、混んだ時に
自分一人でやるんだっていうことになって、
中でカウンターやってるとするの。
そうすると、お水がお客に出せないから。って
お水はセルフサービスでどうぞとかって書いて
セルフサービスになってます。

紙の書き方で商人の腕がわかる。
例えば、
「この水はなんとかかんとかで
すごく冷たくておいしい水です!
何倍でもご自由にお召し上がりください」
とか、
「絶対に美味しいお水ですから」
とか、
「体に良いなんとかのお水です」
っていったとすれば、相手が
「ああそうか親切だなあ」
とかいい店だなと思うんだよね。

だから張り紙1つで
感じ悪いと思われるかどうかなの。

それと、カウンターの中で
自分がお蕎麦屋さんでお蕎麦作ってて、
相手に「ハイ」って渡す時に
お盆かなんかに入れてあげて
「ハイお客さんどうぞ出来ましたよ」
っていえば、お客はハイそうですかって
取りに来てくれるか分かんないの。
その時に、必ず洗いながら一言かける。
初めてのお客さんなんかに、
「お客さん、近所ですか?」とか、
「えー!そんな所から来てくれたの!?
なんか用事でもあったんですか?」
って、手を動かしながら口を動かすの。
すると、二人前働いてることになるの。
「いや一年に一回くらいコッチへ来るんだよ」
とか言ってたら
「あーそうですか、じゃあ来年でも
また寄って下さいね」って言えばいいんだよ。
したら、一年ぐらいすぐ経つんだから。
ね?

えー、例えば、まぁカオルちゃんとか
トモコちゃんでもなんでもいいや。
なんか、女の人かなんかがいるとしたら
「いや最近一週間以上来ないから
心配してたんだよどうしたの?とかって
その一言なの。

そうすると、ラーメン屋が二軒浮かんだ時に
「しばらく来ないから心配してたんだよ」
って言ってくれた所に
どうせだったら行こうっていう気になるの。

だから、正直言うと、
味なんかマズくなきゃいいの。
それを味ばっかし研究してて
顔とか笑顔とか、
その一言を研究してないんだよ。
それより、一人で働きながらでも
「おーしばらくだねぇ。
なんとかちゃんしばらく来ないから
心配してたんだよ」とか
「あーお客さんしばらくぶりですね」とか。
たったこの一言なの。
で、この一言をかけるかどうかで来るんだよ。

そうすると、普通だともう一人雇わなきゃなんない。
一人15万だとすると、
一年間で180万給料払うんだよ。
すると、その180万が貯金として残るか、
180万出ていくかなんだよ。
で、一人で二人前働くとどうなるかって言うと、ね?
どうしても忙しくなっちゃって
もう一人雇おうって言った時には、
必ず二人で四人前の仕事ができるんだよ。

だから、企業なんて言うのは、
時給900円だとすると、
10時から来てねーとかって言うけど、
10時から来るとこは
9時から来てって言えばいいんだよ。
たったあと900円余分に出すんだよ。
で、店の掃除とか手伝いながら
「うちの会社はね、笑顔なんだよ?」
「お客さんに一言こんなことかけて?」
って、もしそれを言えるようになったら
もう企業家なんだよ。

そうすると、その人間は企業だから
相手にもこうやって声かけて
こうやってやってると楽しくてしょうがないんだよ。
だから、自分が二人前働いて
二人だったら四人前働く会社で、
それをみんなで楽しみにできればいいんだよ。
たったそれだけが出来れば、
商売なんか繁盛するんだよ。

で、大きくなってきたら
「じゃあ社長の俺は出てくから、
お前は店長でここ任せるよ」
って言った時、今まで笑顔でやってたんだから
笑顔でやるに決まってるんだよ。
その時たった1個、
ゲームを作っといてあげればいいんだよ。

ラーメン屋で、だいたい5万円いけば
大入りなんだとすると、
1ヶ月に25日は1日5万円行きましょう
とかってゲームするの。
そうするとゲームになってるとやるんだよ。
その時、下手な経営者っていうのは、
内輪でゲームやるんだよ。
お客さんが喜んでくれたゲームとか。

で、なんなの?って。
ずーっと1,2,3,4って31日まで数字書いて、
5万いったときに赤い柄かなんかで書くって。
お客が興味を引くようにね。

「マスターあれ何ー?」とかって言われたら
「いやウチ、5万円まで行くと
お客さんが喜んできてくれる証だから、
大入りが出るんで100円ですよ」
って少なきゃ少ないほどいいんですよ。
すると、お客を巻き込まなきゃいけないんだよ。

で、「お客さん、もうじき日本で1番になるから来てね!」とか、
2件しか無くたって一番なんだから
「もうじき日本一になるか分かんないからね。
うち今向こうと戦ってるんだよ」とかって言うと、
「ああそうか、じゃあ来るよ」って。
人間ってそういうもんなんだよ、ね?

で、今月の終わり頃に
「いやー今月は目標達成したよ」
とかって言った時、おもしろいもんで
31日に結果が出たとしたら、1日になると
「おかげさまでうちは勝てましたからねー」って
31日に来た人に大入り袋に入れて、
「これ縁起物ですから」って5円しか入ってなくたって、
5円のものずーっと袋配っただけで、
「おおそうかい!良かったねえ」
「これ気持ちですから」
ってなるんだよ。
で、それは1日にしか配らないよってことにしとくと、
1日はそういうもんだと思うんだよ。

ところがいつも来ててくれた人には、ね?
「あー鈴木さん、この前のお陰様でいったから、
鈴木さんの分とっといたからね」って
配ると、たとえ5円でも嬉しいんだよ。
500円くらいに感じるんだよ。

それを、やたらめったら、なんて言うの?
値下げばっかりすること考えてるけど、
月に5円値下げしたからってお客さん喜ばないよ?って。
だから、お客さんが喜んでくれるんだよ。
で、従業員が倍働けばいいんだよ。
てことは、従業員が三人になったときは
六人分働いてることになるんだよ。

企業家ってなんですかって言ったら、
自分が倍働いてお客に感じよくて、
それを従業員にもあんたたちもそうしなさいって
教育ができたら企業家なんだよ。
だから張り紙を見たらどのくらいの腕か分かるの。
従業員の顔見たら
経営者がどのくらいの腕か分かるんだよ。

すると
「あ、これはせいぜい何百万しか
お金貯められない経営者だな」とか
「この人は何千万だな、何億だな」って。
それが分かるだけなの。

張り紙一枚見れば経営者の腕ってわかるの。
で、一番いけないのは、
社長が倍働かない人なの。
で、倍働いてないから、
「忙しくなった時のこと考えて」って…
忙しくなるのが当たり前なの。
それを、お給料払ってって
言うくらいの人だったら教育も出来ないの。
たったこれだけの事なの。
そんなに難しいことでもないんだよ。

だから今言ったことをこんな簡単な話なんだけど、
簡単な話でも100回聞かなきゃいけないの。
で、簡単な話だからって
コッチから聞いてコッチへ抜かしちゃダメだけど、
100回も聞くと100分の1くらい頭に残るの。
で、100回聞けば1回分くらい残る。

だから商売ってそんなもんで、
お水1つセルフサービスにするっつっても、
この書き方なの。
そうすると面白いもんで、
一生懸命こうやって働いてると、
中にはお客さんの方から手伝ってくれる人が出てくる。
何十人かに一人は、
「あいよ」って言って片付けてくれる人が出てくる。
で、そういう人の中の何人かに一人が、
見かねて中で洗い物手伝ってくれる人が出てくる。
ほんとうにいるの。
そうすると、そういう人に
「あんたうちで働かない?」とかって言った時、
喜んで働くようになって、
それが自然の形で増えてくる。

だから、人なんてそういう形で自然に集まるの。
自分が、倍働いて倍人に気を遣えばいいの。
洗い物しながら一声かけるの。
洗い物熱中しちゃってて
声がかけられないっていうのはダメなの。
それじゃ普通の人なの。
洗い物しながら、
手はもう慣れてるんだから動くの。
で、目も動かして口も動かすの。
「そんなにやったら大変じゃないですか?」って、
楽しいの。
洗い物ずっとやってたら、
洗い物人間なんだよ?
それより、
「あー鈴木さん今日も元気そうですね」とか
「来てくんなくて寂しいですよ」
って言ってるほうがよっぽど楽しいんだよ?

黙々と皿洗いって、
皿洗いで人生生きてるんじゃないよ?
あんたの顔みたい!って。
あんたと一声かけながらモノ食べたい…
ね?

「お疲れ様でした、どうしたのー?」とか
手を動かしながら
口を動かしたら
人生ムチャクチャ楽しいんだよ?
ね?
だから、せっかく楽しいことだよって。
そこまでやれば仕事って面白いんだよ。

「いや私は使われてる身だから」って、
使われてても
これ聞いてた人がいたら一生懸命やんな?
そうしたら、あんたのこと
会社でもみんなが大事にしてくれるし、
あんたが独立した時に、
応援してくれるって人もいっぱいいるし、ね?

繁盛ってね、働いてる間は適当に働いてて、
自分がお店やった時だけ
うまく繁盛させたりなんて出来ないんだよ?
なんでも練習っていうのがあるんだよ?

だから、自分がやる時より、
使われてる時のがより以上にやるじゃん。
教習所だってそうでしょ?
免許取りに行ったて、
実際に外走る何倍ぐらいの気使って
全部の技術覚えて、
それで外を運転できるんだよ?
中でいい加減に習ってて表出て行ったら、
車だったら事故起こすよ?
それと同じように、
使われて働いてる時に
いい加減に働いてた人間が、
自分で商売やったら事故起こす…潰すよ?

ね、だからそのことも、
100回聞けばわかると思うの。
だから楽しみながら
これ100回聞いてくれると、
仕事ってそんなことかって。
それと、頭の中で…
「蕎麦屋の話してるけど
ウチ蕎麦屋じゃないんです、
私サラリーマンなんです」
って言っちゃダメだよ?
なんでも聞いたら、
どうやってアレンジして
応用しようかっていうこと考えなきゃダメだよ?
そんなこと言ったら
職業別に合わせて
全部同じ話しなきゃなんないんだから。
分かるかい?
だからそのことしっかり頭に入れてね、
きいてくださいね。

100回聞けばね、
1回分くらいは残るよっていうことです。
どうもー。

(>>>15:12~)

はい、追伸でーす。

えーと、POPの書き方を見てたら
その人の腕が分かるっていう話したんだけど。
結局、POP書きの下手な人の
お店っていうのを見てみると、
お店の要望ばっかし言ってて
客が楽しくならないんだよね。
それから、すごく下手なの。

で、これがうまくなるコツっていうのがあって。
例えば、100回聞きのテープとかってあるんだけど、
おなじ質問を100人から受けるとするんだよね。
それを1日1人ずつ受けてて話してると、
実はあんまり上手くならないの。
ところが、1日10人ずつに質問受けると、
10日で100人分受けることになるんだよ。
で、本当は1日20人ずつ増えると、
5日で100人分受けることになるの。
そうすると、それを最初っから
POPに書こうじゃダメなの。
まず人間が一生懸命説明してみる。
すると説明の仕方が上手くなって、
相手が何を聞いてくるか?
それに対する自分の説明がうまくなるの。

相手が何を聞きたがってるかも
よく分かんないうちにPOPを書いて
紙で済まそうっていう気持ちが怠け心なの。
そうすると相手の聞きたいことがよく分かって
自分で説明を見事に説明が出来るようになった時に、
初めてその言葉を書くの。

自分がやりたくないから、
話すのが面倒くさいから紙で済まそうっていうのと、
ぜんぜん違うんだよ。
もう、その考え自体が失格なんだよ。
ね?

そうすると、相手の人にはこういう風に書いて、
相手はこういう質問してくるから
これに対する一番感じの良い答えは
これなんだってわかった時にはじめて紙に書くの。
で、紙に書いたから全部済むと思っちゃいけないの。
紙に書いてもそれを読んで必ず人は質問するの。
短くなるよ?質問は。
なぜかと言うと、モノを知りたいのと同時に、
あなたと喋りたいの。

で、紙を見といてなんの質問もでないとしたら、
「俺の書いた紙は最高なんだ」
じゃないんだよ。
あんたがブスッとしてるか、
口聞くのが嫌な顔をしてるから人が質問しないの。
その人が感じ良かったら
「ああこれこういう事なんだ!」とか
「え?これ100回聞いたら何があるの?」って。

例えば、
「ひとりさんが集まってくれて
ひとり会みたいなのしてくれるの?」
とかっつって。
「うーん、ひとりさんすごい忙しいからさー。
良いテープができたらまた回してくれるか、
そのうちなんか100回聞き終わった人たちだけで
パーティーやろうよとかって
なんかあるか分かんないけど、
ともかく忙しいしタダだからさあ」
とかって。
楽しい会話をしたいの。

で、紙見たら質問が出ないからって
いい紙なんじゃないんだよ。
人は口を聞きたいの。
ね?
だから、より素晴らしい会話をするために、
概略は分かって欲しい、
そのために書くんで、
口をきくのが嫌だからとか
面倒臭いからやることじゃないんだよ?
もう面倒臭いなんて言う事自体に愛がないの。
面倒くさいって、
もしお客のことを面倒くさいって思うんだったら、
客もあんたと会うの面倒くさいと思われた時には
企業も仕事もなくなるんだよ。
そういう愛の無いことを思っちゃいけないし、
言っちゃいけないの。

だから、まず自分がやってみる。
いきなり「紙書こう」じゃないの。
まず自分が言ってみて、
さっきのセルフサービスの
お水なんかでもそうなんだけど
カウンターにいて自分が中から出られないとしたら、

「お客さん申し訳ありません、
あの、お水セルフなんだけど、
うちのお水ものすごく美味しいんですよ。
最高のお水使ってますから、
ちょっと飲んでみてくださいよ」

とかって、そういうことをまず口で言ってみるの。
何を言ったら一番ウケるかを、
まずキチッと集約して、
それから紙書くんだよ。
その違いがえらい違いなの。
わかりますか?

えー、なんか
追伸は多くて聞きづらくてごめんなさい。
以上です。