002: 弟子入りおめでとう

はい、おはようございます。

長い長いあのテープをですね、
100回聴いてくれてありがとうございます。
あなたを正式に
斎藤塾の塾生として認めます。

それでですね、最後に、
このことを聞いといて下さい。
決して自分が優秀だから、
斎藤塾に入れたんじゃないんだ。
人間といういうのは、未熟なんだ。
まだまだ未熟で、まだまだ不徳である。
不徳っていうのは、徳がないことね。

これはどういうことですか?っていうと。
例えば、能面を作る日本一の人でも、
技術的に事業家の人でも、
自分はまだまだ未熟だと思っている人は
どんどんどんどん伸びます。
そして不徳というのは、
まだお釈迦様とかキリストに比べたら、
自分の徳なんてホントにちっちゃくて
まだまだですっていう人は、
まだまだ上にのぼります。

ちょうど上りのエレベータに乗ってるぐらい、
どんどん、どんどん昇っていきます。
ところが、途中で、俺は偉いんだとか、
人に自慢したり、それから逆に言うと、
些細なことでいじけたり、
おごったり、
高ぶったり人に対して
横柄な態度をとりだした時、
もう、その人は下りのエレベータ乗かったように、
スーっと落っこってきます。

だから、一生涯昇り続けていくために、
ああ、一人さんに、
未熟だって認めてもらったんだ。
未熟だから弟子にしてもらったんだ。
だから、毎日毎日、
自分の目の前にいる人、
自分の出来るとで
精一杯自分を磨いていこう。

それから、一生かかってもいい、
一生かかって今世できなかったら、
また来世までかかってもいいから、
少しずつそういう仲間を増やして、
錦の札をもらうんだっていう、
そういうつもりで、
ゆっくりゆっくりと
旅をするつもりで励んでください。

そして、自分がまだまだ未熟で、
まだまだ徳が足りない人間なんだ。
そして自分を磨いていこうって、
そういう気持ちになって、
また時々このテープを聴いて、
また上級のテープを聴いて、
自分を励ましながら進んでいきましょう。

そして、私もまだまだ未熟で、
まだまだ不徳ですから、
ホントに死ぬまで顔晴っていきます。

いい仲間ができて幸せです。
ありがとうございます。