絶好調~人生はドラマだ

最近、うちが「パニウツ」っていうのを作って。
俺、これ、何か普及したいんだけど、
どうせだったら……、
今年の正月、言葉が出たの。
別に信じなくてもいいよ。
言葉と字が出た。
「ともに」っていう言葉が出た。
で、その「とも」が友達の「友」なの。
あー、友達って、同じ心で同じ仲間じゃない。
だから、同じ仲間の同じ気持ちの人と
仕事をしたいなって。
で、これから先、
自分と気の合っている人と仕事したいな。
ビジネスとして付き合うんじゃなくて、
同じ人と付き合いたいな。
売上がどうのこうの言うの、よそう。

自分が飲んで、
周りにいる人を助けるだけでもいいんだ。
いくらうんと売ってくれても、
心が同じじゃなかったら、
そういう人と行くよりも、
共に歩ける人と歩いたほうがいいな。
そんなこと思って、今、
全国的に一人さんと一緒に
歩ける人がいたら、歩こう、って。
別に権利金もいらないし、
保証金もいらない。
そんなのいらない。
俺、お金持ちだもん(笑)
だから、みんなで歩ける人と歩きたいな。
楽しい方がいいよね。
私、仕事の話って、
めったにしないから、
仕事の話ってこれくらいで終わりなの(笑)
「もっと話してぇー」(聴衆からの声)
はい。
まだ、降ろさないって顔してるからね。
私、自分の仕事、使命だと思ってんの。
「パニウツ」広めるの、使命だと思ってんの。
みんなもね、私に付き合いなさいとかって話じゃないんだよ。
よく、夢とか目標とか
いろんなものを持つ人いるじゃない。
私は、持った方がいいと思ってる。
使命ならもっといいな。
夢がない、目標がない、使命がない、と、
どうなっちゃうんですか。
世界で一番、福祉のいい国ってありますよね。
福祉が良くなればなるほど、
自殺者が増えるって知ってる?
別に福祉してくれたら、
自殺って増えないように思うでしょ?
ところが、国はお金はくれるよね。
そのお金でほそぼそとは食べれるよね。
だけど、夢はくれないよね。
目標はくれないよね。
目的もくれないよね。
そうすると、どうなっちゃうんですか?って。
自分はこういうことしたいんだ、なんでもいいの。
そのことに向かって歩き出すと、
ドラマが生まれるんだよ。
わかるかい?
人間って、なんでもいいから自分の夢を持って、
エベレスト登るんだでもいいんですよ。
純ちゃんみたく、俺は上野の山に登るんだ、
でもなんでもいいんです。
もう、なんでもいいんです、もうなんでもいい。
なんか目的を持って動き出すと、
そこにドラマが生まれる。
ドラマがないとどうなっちゃう?
やってない映画館みたいなものなんだよ。
いつまでたっても始まらない
映画館にいるようなもんなんだよ。
テレビでもずっと見てても、
映んないテレビ。
それをずっと見ていると、
嫌になっちゃてさ、映画館から、俺でちゃうかな。
ね、もし映画館から出ちゃったら、
それが、人生やめちゃって
自殺しちゃうってことじゃないか。
ひとつ自分のね、なんでもいいよ。
使命ってなんですか?って。
夢ってさ、俺、アメリカ大陸一周するんだ。
これ、夢だよね。
それでもドラマはあるの、やってみると。
こういうことに出会って、こうことに出会って。
だけど、それ、あんたの夢だよね。
あんまり感動ってないの。
人に聞かしても、ああ、
そうなんだそうなんだ、っていうようなものなの。
ところが、使命ってさ、人の役に立つことなんだよ。
わかるかな。
前ね、能登でね、船がひっくり返って、
重油が流れちゃったことあるの。
そのときに、一生懸命ね、
あの、真冬の海に、
ボランティアで出かけた人がいるの。
その人たちが重油を取って、
町の人たちが、おみおつけくれたりとか、
ほんとうに喜ばれることをすると
使命感っていうのがわくの。
だから、そんなに遠くへ行かなくてもね、
今、私は「パニウツ」なんかやってて、
手紙みたいの来ると、すっごくうれしいの。
自分のやってることが誰かの役にたってんだ、
っていったときにね、人ってね、
すごく楽しくなるように、
神様が創ってくれてあるの。
これから、日本って、もう豊かになった国なの。
「おしん」の時代に比べたら全然違うじゃない?
この豊かなときに、
みんなが求めているのは、
自分が少しでも参加できる使命じゃないか。
人間って、食事だけ与えられたら、
生きられるんじゃないの。
戦後は、みんな自殺もしなかった。
お腹が減ってたの。
食事を手に入れただけで、ドラマがあったの。
買い出しに行っても、ドラマがあった。
今って、ドラマがないの。
ご飯に対するドラマがないの。
だから、豊かになったからいいでしょっていうけど、
ドラマがないの。
それで、テレビでると
毎日いろんなドラマをやってるけど、
自分のドラマが欲しいの。
わかる?
人のドラマ、いくらいくら、いくら見ても、
人の作ったドラマって、
たいした感動は与えられない。
俺、偽物でいいんだったら、
どんなドラマでもできるよ。
『冬のソナタ』って知ってる?
あれ見ててね、俺に作らせたら、
もっとすごいのできる。
それね『冬のどなた』っていうんだけど(笑)
それね、ある男の人と、女の人がね、
愛し合ってるんだけど、
別れて二年後に会おうっていうの。
二年後にね、冬の寒い日に
女の人に会いに行くとね、
その女の人がね、男の人の顔を見て、
「どなた?」って言うの(笑)
忘れちゃってんだよね、自分のこと。
それで、雪の中を帰って行くという。
これって泣けるでしょ?(笑)
えー、やっぱし、人のドラマより、
自分のドラマ。
それでみんなが、
一人さんがいてくれて良かったとか、
あなたがこの町にいてくれて良かったとか、
お互いが感動できるドラマを作って。
それで、「いい人生だったよ」って言いながら、
故郷に帰るのが最高だと思います。
どうもありがとうございました。