男と女のお話

世の中でものすごく多いのがね、
男と女のトラブルなんですよ。
男同士のトラブルっていうのは減ってきて、
ストーカーもみんなそうよ?ストーカーやなんかもね。
あんまりホモのストーカーとかって聞いたことないよね?
あるのかも分かんないけど、絶対数が少ないからね。
何を誤解してるんですかっていうと、いいですか?
女は「愛したい」動物なんです。
男は「愛されたい」動物なんです。
これを逆だと思ってるんです。
自分を愛してくれる男性がいたら、すっごく幸せで…ね?
そういう人が居ないかなと思うんだけど、
実際にそれをやられるとウザったくてしょうがないんですよ。
女は、愛したいんです。
だから、子育ても女にしか出来ないんですよ。
だから女に子供が生まれるようになってるんですよ。
ほとんどの動物は、男はやり逃げなんです。(笑)
ホントにそうなんです。
で、女っていうのは愛したい。
男は出世したいの。
最近政治家になって「私が~」とかってやってるでしょ?
ね?
これ政治家の人聞いたらごめんなさいね。
だいたい、言ってることの10分の1くらいだったら
世の中そうとう良くなっちゃうから(笑)
で、それはそれで良いんです。
じゃあなんであそこまでして政治家になりたいかっていうと、
ホントの心の中に流れてるものは
愛される男になりたいんです。
だから男は頑張るんです。
ね?
世の中ってホントはね、決まってるの。
大体女が平均的に多いんですよ。
で、女が多い時は、戦争は起きないんです。
ところが男の出生率が上がってくると、
ちゃんとその出生率が上がった子供達が
ガーって大人になった頃になると
ちゃんと男同士で戦争して殺しっこするの。
だから、最初からもうだいたい分かってるんです。
まあそれはそれでいいんですよ。
それで、男の人はね、愛されたい。
だからなんなんだ?っていうと、
愛されたいから…
男ってね、大概ブスでそんなに好きでもない女でも、
「あんたのこと好きなのよ」とか
「あいつがお前の事惚れてるみたいだよ」って聞くと
悪い気全然しないんです。
ところが女の人は、自分の好みじゃない奴が
「あんたのこといつも思ってるらしいよ」とかって言ったら、
鳥肌立ったったりとかするんですよ。
なんでかって言うと、自分が愛したいんですよ。
男は愛されたいんです。
だから、男の人って彼女10人とか、
秦の始皇帝じゃないけど3000人いるとか。
3000人でも4000人でも大丈夫なの。
なぜかって言うと愛されたいんです。
じゃあ3000人愛すことは出来ますか?
って、それはできません。(笑)
それは無理なんですよ。
そんなことは出来ないんです。
ただ、女の人っていうのは愛したいから、自分と同じだと思うの。
愛する対象でいて欲しいの。
それを、ついつい最近の男の人は間違っちゃって、
女の人の「優しくしてくれる人、愛してくれる人」…そうすると、
女も間違ってるけど、男も間違っちゃう。
それで、
「お前のこと愛してるよ」
「こんなに愛してるのに」
って、愛すればいいと思ってるの。
愛して愛して愛すると、
ウザったくなって嫌になっちゃうから
女はいなくなっちゃうんですよ。
すると、約束が違うじゃねえかって思って
今度は追っかけ回すんですよ。
それがストーカーなんですよ。
だからお互いが誤解してるんですよ。
そうすると、女にとって最高の男はなんですか?って言ったとき、
愛される対象になればいいんです。
恋人同士だとか夫婦だったりしたら、
いつも愛してられる男でいて欲しいんです。
で、その男ってなんですか?っていうと、
例えば、家庭の奥さんが
「私、独立してちょっと仕事してみたいのよ」って言った時に、
「お前俺のご飯どうするんだよ」とか、
「掃除洗濯ができたら、お前行っていいよ」
とかってくだらないこと言いますよね?
それは男にとって当たり前なんだよ。
家のことがちゃんとできたら、
働きに行っていいよって言うのは、
まともなこと言ってると思うんですよ。
だけど、奥さんが、
「あんた働きに行くなら家のことちゃんとやってよ」
っつったら、どうなるんだろ?
わかります?
「炊事洗濯がきちっと出来るんだったら会社行っていいよ」って言ってみな?
ためしにちょっと言ってみてもらいたいんですよ。
ね?
そうすると、どういうことを言いたいんですかっていった時、
「社会参加って良い事だからお前やってごらん?
ダメだったら戻ってくりゃいいじゃねえか。
仕事やってダメだったらいいよ。
俺がいつでも食わしてやるから。
 可能性があんだからやれるだけやってごらん?」
って言ったとするよね?
すると、そういう男に惚れていたいんですよ。
だからカッコ悪いこと言っちゃだめなんですよ。
だから男がそれをやらなきゃいけない。
で、女の人はなんですか?って言った時、
男は愛されたいんですよ。ね?
だから、愛されたいがゆえに、頑張ってくるんです。
だからその時に、褒めてやんなきゃダメなんです。
男は褒めなきゃダメなんです。
で、褒められて初めて…
昔のお父さんって幸せだったんだよ。
どこで働いていようが、
「あんた、お父さんは偉いんだよ」
とかってお父さんの席みたいなのがあったの。
ところが、今お父さんをコテンコテンにやっつけてるのは
お母さんなんですよ。
だから、男もかっこわるくなってきたけど、
あんまり旦那やっつけちゃうと、
散々やっつけちゃって、
いつもお母さんにやられてる姿を見せながら、
子供がぐれた時に「お父さん説教してよ」ったって、
お母さんにやられてるような人の説教だれも聞かないよ?
だいたい偉いと思ってないからね。
わかります?ね?
だからどうしろっていうんじゃないの。
自分の中で覚えといてもらいたいの。
女は愛したい。
男は愛されたい。
それを逆にして、
「俺はこんなに愛してる」
「こんなに家庭を大切にしてるのに」
って、カッコ悪いのはダメなんです。
言ってることがカッコ良いか?
ね?
だからセーターが一枚しか買えなくてもいいんです。
「悪いなこんな安物しか買えなくて」
「来年はもうちょっといいの頑張るからな」
って言った時、そのカッコ良さに惚れるんです。
だから、夫婦だから、
「この女はもう自分のものにしちゃったからかっこ悪くて良いんだ」
っていうんじゃないんです。
男はかっこ良くいなきゃダメなんです。
永遠に、「惚れられる対象」なんです。
だから、理想の男ってなんですか?っていうと、
「家庭を大事にする」
「奥さんを大事にする」
この前ね、料理してる旦那さんがいてね、
魚かなんかさばいてたの。
でね、いい旦那だなあと思ってずーっと見てたの。
両方とも覇気がないの。
逆立ちしてるの、お互いに。
それより、ね?
男が料理って作りたきゃいいんだよ?
作るなとは言わないよ?
この人のためなら飯でもなんでも作っちゃいたくなっちゃうくらい、
カッコイイ男になんなきゃダメなの。
もうそっちのほうが先決なんです。
女房の手伝い半分してあげて、
女中じゃねぇんだから男はさあ。
男としてのカッコ良さがあるんだから、
それを追求していかなきゃいけないの。
で、カッコ良さってなんですか?って、
やっぱ言葉だよ。セリフ。
このセリフに気をつけてもらわないと、ね?
10年ぶりにクラス会があるのに、クラス会に行く寸前まで
「俺のご飯はどうすんの?どうすんの?」って
カッコ悪いんだよ。
身体障害者じゃねぇんだから飯くらい自分で食うの。
ね?
それで、
「飯の支度とかそんなのいいんだから、楽しんでおいで」
って言った時に、カッコ良さが出るの。
じゃないとだんだんだんだん、捨てられちゃうよ?男は。
俺男だから言うけど、女の恐ろしさって…
女はね、男は女がいないと生きられないけど、
女は女だけで生きられる動物なんだよ?
愛する対象がほしいだけなのよ?
で、子供できちゃったら、
愛する対象は子供になっちゃうのよ?
そしたら旦那は愛する対象じゃなくて
金持ってくる対象になっちゃうんだよ?
だからって言って、
愛する対象は多いに越したことはないの。
愛していたいんです。
だから、愛するに値する人間にならなきゃいけない。
それから、女の人っていうのは愛するのが好きなんです。
だからお客さんも、うちの会社だと、
来た人に愛を与えないといけないの。
これからはね、本物の商品しか受けませんよっていうの。
本物の時代ですよって、本物ってなんですか?っていうと、
「我は神なり、愛と光なり」って言ったの。
愛情。
わかるかい?
愛情と光。
これで作ったものなら、なんでも本物なんだよ。
それをね?
うちはかつお節は、
ダシは昆布の~昆布つかって何使ってとかって言って、
材料集めれば全部本物だと思ってるの。
そうじゃないの。ね?
忙しい人もいるし、
そんな金だせない人もいるんだよ。
そういう人のために一生懸命愛情込めて作ったら、
カツオ出汁だってなんだって、
ホントに愛情込めて作ったものは本物なんだよって。
材料集めれば本物だって思ってるけど、
心の伴わないものに本物なんかないの。
人間全員が無農薬なんか食ってられないんだよ?
無農薬が良い、無農薬が良いっていうけど、
まわりがね、殺虫剤頒布してるから、
ここの畑は自分のとこだけ蒔かずに済んでるんだよ?
全部まかなかったら半分以上は虫に食われちゃうんだよ?
世の中の人間が半分餓死しちゃうんだよ?
さも自分だけ、コレが愛なんです、コレが本物ですって言ってるけど、
全部本物にしてみな?俺たちは半分餓死にするんだよ?
そうやって頑張って作ってる人もいるの。
農薬を使ってる人は愛がないんですか?って、そうじゃないんだよ?
その人たちはその人たちの愛の気持ちでみんなやってるの。
自分だけが愛であるっていうのは、
それは悟ってないよ。差をつけてないの。
だから、定食屋さんで安くてお腹いっぱいになれるような所。
そこの食堂のおばさんには愛がないんですか?って言ったらあるんだよ。
高級料理屋だけが愛があるんじゃないんだよ?
みんなが愛なの。
いちいち差をつけて、これが愛で、
これが本物ですって、何が本物なんだって。
本物っていうのは、「愛と光」があるものなの。
世の中っていうのはそういうものなの。
えー、これじゃなかったな。
あ、男と女の話してたんだった。ハハハハ(笑)
ということなのね。
えー、だから、
男は「お前を愛してる、愛してる」
と追っかけ回すよりも、
「愛される対象」になってください。
女の人っていうのは、
昔は7人も8人も育てるほどに愛があったんです。
まわりの人に配るほど愛があったんです。
それがまだ鬱積して溜まっちゃってるんです。
うちの会社で仕事するようになった時に、
ホントにウチの健康食品だろうが、
それから、化粧品だろうが、
買ってくれようがくれまいが、
その人に愛を持って接するというのは、
女性にとって最高の仕事なんだと思うんです。
で、男性でもウチの仕事する人が居るとしますよね?
そしたらその人は、ホントにお客さんが
「この人カッコイイな言ってることも」って、
ホントにこの人に会いに来ちゃうような人間になって下さい。
足の長さはこれから伸びません。
顔立ちもそう変わんないの。
でも、言葉は変えられるんです。
考え方も変えられるんです。
変えられることだけ、変えていけばそれで充分なんです。
これが本当の男と女の幸せに生きる方法だと思います。
以上で終わります。